橋梁「延命」し経費圧縮 県が計画策定着手 1200カ所、予防的修繕

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 県は、管理する約1200カ所の橋梁(きょうりょう)(橋長15メートル以上)について、点検と修繕を定期的に進めて「延命」を図る「橋梁長寿命化修繕計画」の策定に着手した。県内の橋梁は高度成長期に建設時期が集中しており、今後は「寿命」とされる供用開始50‐60年を一斉に迎える。計画では、これらの橋梁が損傷する前に予防的な修繕を行い、コスト縮減を目指す。

 今月17日、有識者が計画案を審議する策定検討委員会(委員長・山尾敏孝熊本大大学院教授)の初会合を開催。県は2011年度までに1200カ所の橋梁の1次点検を終え、部材の損傷などを算出した「健全度」と、交通量や立地条件などを評価した「需要度」を指標に、それぞれの修繕時期などを決める方針を説明した。
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 県道路保全課によると、1200カ所のうち供用開始から50年以上たった橋梁は07年度末で全体の7%だが、20年後は42%に増える。これまでは損傷が見つかった場合に対症療法的に補修したり、耐用年数が過ぎた橋梁を架け替えていたが、損傷前に予防的に修繕すれば、耐用年数が延び、費用も大幅に圧縮できるという。

 計画策定の費用は国土交通省が補助する。検討委の会合で、山尾委員長は「高度経済成長期の土木資産の『延命』は市町村も取り組む必要がある。財政負担や技術者の確保など課題は多いが、県が計画策定の先鞭(せんべん)をつけてほしい」と注文した...

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